世界各国で誕生石は異なりますが、古来から「生まれ月が人の一生を支配する」と言い伝えられ、
また「宝石を身につけて魔除け1やおまじないに使う」ことも多く行われていました。
その2つが結びついて誕生石が生まれたとも言われています。
普通、誕生石は生まれた月の誕生石を常時身につけるという方法が一般的ですが、
その月々にその月の宝石を取り替えてつけるという方法も行われています。
宝石ことば
誠実・心の平和
宝石のメッセージ
何事も御用心・人生の悪酔いを排除

プロフィール
アメシストはギリシャ語で「アメテュストス」といい、これが語源となりました。本来はブドウ酒を意味する
「メツウ」(メチルアルコールの語源)が「酔う」の「メタス」に変化し、これを否定形にして
「アメテュストス=酒に酔わない」になったとされています。
日本では「紫水晶」と呼ばれ、水晶の中でも紫・青色系統の石を「アメシスト」と呼んでいます。
ストーンパワー
アメシストはギリシャ語で「酒に酔わない」という意味があることから、酔いを防ぐ力があるとされています。
また、キリスト教世界では、この「酔わない」という意味を、人生の悪酔いを避けたい聖職者と結びつけ、
アメシストとの関わりを一段と強め「司教の石」として、高僧の指輪などにはめるようになりました。
また、「恋人を招き寄せる石」としても有名で、その反面「恋の情熱が高まりすぎると、自然にさます魔力」
もあるとされています。恋の情熱をさまし落ち着かせるのはヨーロッパの言い伝えですが、中国でもアメシストは
精神安定の妙薬と信じられていました。アメシストをさらさらの粉になるまで引き、他の薬を混ぜたもので、
お茶と一緒に飲むとリラックスできるそうです。アメリカの予言者エドガー・ケイシーも「精神に調和を与え、
気性をコントロールする石」と語っています。 精神安定によいことから、「不眠を直す石」「集中力を高める石」ともされています。